アニウェル動物病院

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避妊去勢について

愛犬に去勢の処置をするかどうか迷っている飼い主さんもいることでしょう。
避妊・去勢は望まない出産や、多くの生殖器疾患を未然に防ぎ、問題行動の解決にもなる事があります。
また、陰睾(停留睾丸:鼠径部・服腔内)の場合や生理の度に膀胱炎や皮膚炎を起こす子は特に推奨されます。

避妊

■目的
●卵巣や子宮の疾患(乳腺腫瘍・卵巣腫瘍・子宮蓄膿症・子宮内膜症等)の予防及び治療
●問題行動(尿マーキング・発情期の放浪・夜鳴き(特に猫)など)の改善に効果的
●発情に伴う体調の変化やストレスを減らし、偽妊娠(犬)を避けることもできます
■適応時期
早期では4か月~実施出来ますが、当院では身体的な生育が充分になってからの手術(7か月齢以降)をお勧めしています。
■問題点
肥満傾向(食欲抑制作用のある女性ホルモンの低下・必要カロリーの低下などによる)

去勢

■目的
●精巣疾患の予防
●前立腺肥大症・肛門周囲腺腫・会陰ヘルニアの予防及び治療
●問題行動の改善
  猫‐尿マーキング・猫同士の攻撃行動などに効果的
  犬‐放浪行動・尿マーキング・一部の攻撃行動・マウンティングなどに効果的
■適応時期
早期では4か月~実施出来ますが、当院では身体的な生育が充分になってからの手術(6か月齢以降)をお勧めしています。(但し、尿マーキングなどの問題行動の習慣化を予防するには早期が望ましい)
■問題点
肥満傾向(運動量の低下によって必要カロリーが15~20%低下する)

犬の不妊手術による乳腺腫瘍の予防効果(%)

猫の不妊手術による乳腺腫瘍の予防効果(%)

手術の流れ

手術は月・火・水・金・土曜日の昼に基本的に実施しています。御都合の良い日時がありましたら予約時にご相談下さい。手術の1週間位前までに予約を入れて頂くとスムーズです。
手術当日は、午前中(9:00~11:30まで)にご来院下さい。当院では手術の同意書を頂いてお預かりします。
13:00~16:00の間に全身麻酔下にて手術を行います。心配な方には手術後のご連絡をしておりますので、必要な方はお申し付け下さい。
午後の診察時間(16:00~19:30)にお迎えに来て頂きます。(健康で、麻酔からの覚醒に問題がなければ、基本的に当日退院が可能です。)

手術から約9日前後で抜糸の為、再来院頂きます。(例外もあります)

当院では、避妊・去勢手術をする際には、事前に血液検査・レントゲン検査を行い、安全を確認したうえで全身麻酔を行なう事をお勧めしております。
当日に検査でも十分可能です。

食事

水

退院からお家

食事
手術前12時間以上の絶食をお願いしています。前日の夜22時以降は(飼い主の方の帰宅時間や都合により多少異なりますが)、食事を控えていただきます。
水
水は当日の朝から飲ませないようにしてお連れいただいています。
退院からお家まで
来院時には、いつも使用しているケージをお持ちください。手術当日は、帰宅後の食事やお水も控えて頂くようにしております。お預かり中に点滴を充分しておりますが、もしとても欲しがるようでしたらご相談下さい。 お家に帰っても、すぐにケージから出さずに、落ち着いてからケージの入り口を開け、自分から出てくるまでそっとしておき、徐々に慣らすようにしてください。「手術をよくがんばったね」と褒めてあげてくださいね。

術後の管理

手術の後は、傷口の感染を防ぐため抗生物質を処方します。 経口投与が難しい方は、注射で2週間効果を持たせる方法もありますのでご相談下さい。 また、術部を舐めないようにカラーを装着して頂きます。 カラーを嫌がる子は腹帯を着せたり、バンテージを巻く方法もあります。 手術の後にホルモンのバランスの変化や、運動量の変化により肥満傾向になる子がいます。当院では肥満 予防食をお勧めしておりますので、必要な方はサンプルを申しつけ下さい。

06-6693-3350
※トリミングについては、空き状況を ご確認いただいた上で、事前予約をお願い致します。